「納骨堂」というのを聞いたことはありますか?
都心部などでよく耳にする「納骨堂」ですが、お墓と納骨堂の違いはご存じでしょうか?
お墓とは
お墓とは、墓石がありその下に永遠に遺骨を埋葬する場所のことです。先祖代々受け継がれて遺骨を埋葬していくことができるので、土地と墓石が既にあるのであれば、納骨をするだけでほとんど費用がかかりません。地方であれば、都心とは違い、まだまだ墓地には余裕がある場合が多く土地代は意外と安く済むことがあります。
お墓は、交通の便の良い場所は少ないのが現状ですが、その分、空気も景色も良い場所であることが多いです。そして屋外にあるので納骨堂と比べると掃除やメンテナンスをする必要がありますが割といつでも自由にお墓参りが可能です。
宗教が決まっている人であれば、その宗教で供養してもらうことができます。
納骨堂とは
納骨堂とは、屋内でロッカーのような場所に遺骨の入った骨壺を収めます。納骨堂は基本的に遺骨を預けて保管してもらう、またはお墓を立てるまでの間、一時的に預けるための場所ですが都心部などでは土地が狭く、墓地の確保ができないため、一時的ではなくお墓と同じ扱いで利用している場合も増えてきています。
納骨堂でも永代使用権が付与されていれば、お墓のように、受け継いだ子孫も利用することができますし、他に永代供養がついている納骨堂もあり、納骨堂の利用の仕方も、近年では一般的なお墓とそれほど変わらなくなってきています。
駅からアクセスが良い場所にあったり、バリアフリーの冷暖房が整っている室内であることが多いので
お墓参りの利便性はとてもよく、お墓のように掃除やメンテナンスの苦労は少ないようです。料金は、お墓を買う際と比べると墓石代や土地代の必要がないので、お墓を新たに購入するよりも納骨堂のほうが安いです。
宗教を問わない納骨堂が多いため、宗教の問題で融通が利きます。