お墓のリフォーム・修繕
2016年7月12日
お墓は石で出来ていますので、建てて数年で壊れたり、劣化するような事はありません。
ただし10年以上経過すれば徐々に劣化していきます。
建ててから数十年経過している場合は、家や建物と同じように、お墓もリフォーム・修繕が必要になる場合があります。
劣化や破損が大きい場合は建替えを、おススメいたしますが、今回は簡単なお墓のリフォーム・修繕のお話です。
お墓のリフォーム・修繕の例
①付属品の劣化
墓石ではなくその周りにある香炉・花立・供物台等は墓石より壊れやすいものです。古くなったり壊れていたりしている場合は、交換をオススメします。
②墓石の光沢復元
建てた直後の墓石は、表面がピカピカに光っていますが、長年雨風に晒されると徐々に光沢がなくなっていきます。
光沢を取り戻したい場合には、石材店に依頼すればクリーニングや研磨を行い、光沢が復活いたします。
③墓石の目地・すき間の補修
墓石の石と石をつなぐ接着剤・セメントは、経年劣化で剥がれてきます。
そのままにしておくと、雨水が入りシミやカビや発生しやすくなり、ひび割れなどの破損の原因もなります。10年ぐらい毎に、目地の補修が必要です。
目地はシリコン系コーキング剤で補修するのが一般的です。目地を補修することで耐震性も上がります。
④墓石の傷、ひび割れ
墓石のひび割れや角の欠けは、放置しておくと、修復が不可能になるケースもございます。なるべく早めに石材店に相談してみてください。建てたときの様に修復可能な場合もあります。
⑤施工
契約内容に従って、修繕、建て直しの工事を行います。
⑥墓石のズレ
地震や台風が原因で墓石がズレてしまうことがあります。また軟弱な地盤の上などにお墓があると、お墓がズレたり、傾くこともあります。その他にも、目地の風化や、周りの樹木の成長などにより墓石がズレることがあります。そのまま放置しておくと、最悪倒壊の危険もあります。
墓石が大きくズレてしまった場合は、石材店に早めに相談をしてください。