千葉県の霊園・お墓事情
2017年5月23日
千葉県といえば、土地柄的に東京のベットタウンというイメージがあります。それは住宅事情だけに限らず、お墓事情も同様です。千葉県には霊園や分譲墓地が数多く存在し、都内と比較したときの価格差・1区画の広さ等 都内在住の方々の様々な需要の応える所が大半を占めます。
ここでは千葉県のお墓事情について触れていきたいと思います。
霊園型の墓地は東京寄りに集中
墓地を取得する際に最も考慮するのが価格ではないでしょうか。先ほど述べましたが、一区画の面積・割安な価格・東京からの交通の利便性等を考慮し、鉄道沿線の中でも東京寄りの地域に霊園が多く作られている傾向があります。
これらの霊園は、霊園開発専門の事業者が開発したものが多く、分譲価格も自由に設定されていて、宗教や宗派を問わない霊園も多くあります。
中には霊園自体がテーマに沿って区画され公園化されている所もあります。最近ではガーデン化霊園といった様式の石碑をセットにした分譲墓地も増えており、趣味嗜好に応じた霊園選びもできるようになりました。
千葉県内の墓地取得の相場とは
墓地を購入する際の金額の相場ですと、千葉県は30万~120万円程度。高額な霊園ですと150万円程度。東京都内では180万~240万円程度です。相場の金額でも2倍近くの差があります。
これらのことから 千葉県の方が比較的割安で墓地を取得できることがわかります。いずれにしても相場は目安ですので、実際に取得する際には下見がてら見積もりを取ることをお勧めします。
千葉県内においても、東京近郊から遠くなるほど価格が下がるという傾向があります。東京都内から電車で1時間以上かかる佐倉市・成田市周辺に、割安で人気の高い新規の霊園が増えてきています。
千葉県は平野に立地した霊園が多い
東京西部や神奈川の傾斜地に立地されている霊園に比べて、千葉県は平坦な土地に立地されている霊園が多くみられます。坂や石段を少なくして、高齢者や体の不自由な方の歩きやすさを配慮された特徴の霊園が多いからです。
東京近郊から茨城方面や房総半島までの広域的な範囲で検索しても、千葉県は霊園の物件数が多く、予算に応じた墓地探しができることが利点です。
しかし気候が温暖で「春が早く来る」というイメージが高い房総半島に位置する霊園も人気があります。君津・勝浦・南房総などの都内からでは距離がある地域でも、都内在住の方の取得が増えてきています。
個別の墓地分譲から永代供養墓までバリエーションに富んでいる
千葉県には、土地が安く郊外に人家も少ないという 霊園の開発の最適な土地が多いことから、墓地1区画の面積が都内よりも広く余裕があります。例えば都内の分譲墓地では墓石に墓誌を直接刻印するのが一般的ですが、千葉等の郊外の墓地なら、墓石とは別に 石板を建てて墓誌を刻印することができます。
また都内の霊園へ行くためには、電車やタクシーなどの公共機関を利用することになりますが、郊外の霊園は、駐車場が整備されている所も多く、マイカーを利用しやすいという利点もあります。特に高齢者や体の不自由な方が霊園を訪れる場合には、マイカー利用はとても便利といえます。
通路に手すりが整備されていたり、電動車椅子がゆっくり通れる歩道幅が整備されていたりする、バリアフリーを考慮して開発された新しい霊園もあります。
管理人が常駐している霊園では、墓地のお供物品の管理・普段の清掃なども実施されており、オプションサービスで、季節ごとの供養代行を実施している所もあります。
また、来訪者の不測の事態にも即座に対応できるように、防犯カメラで霊園内を常に監視し、管理事務所内にAED設置・AEDの使用講習を受けている人を常駐させる等の配慮もされています。